歯科医、歯科衛生士の推奨も多い「ルシェロ」「ピセラ」の歯ブラシ。
知り合いの歯科衛生士からおすすめされ、使ってみたらとても磨きやすかったのです。
それから僕は「ルシェロ」を愛用しているのですが、種類も多くてどれを買ったら良いのかわかりづらかったのです。
今回の記事では、以下の疑問が解決できるように記事をまとめました。
参考にしていただければ幸いです。
- 自分には、どの種類の歯ブラシが合っているのかな?
- 「ルシェロ」「ピセラ」それぞれの特長や違いが知りたい
- BとP、10と20の数字、MとSって何が違うの?
目次
ルシェロ/ピセラ歯ブラシを選ぶための基礎知識
基本の8種類を押さえておけばOK
「ルシェロ」「ピセラ」のシリーズでは、基本の8種類を押さえておけば、とりあえずOKです。
- ルシェロB-10M
- ルシェロB-10S
- ルシェロB-20M ピセラ
- ルシェロB-20S ピセラ
- ルシェロP-10M
- ルシェロP-10S
- ルシェロP-20M ピセラ
- ルシェロP-20S ピセラ
上記8種類がスタンダードモデルです。
ルシェロには「ホワイトニング専用」「インプラント専用」など、特徴的なシリーズもありますが、まずは基本の8種類から選ぶようにすると良いでしょう。
BとPの違い
BはBasic(基本)の略。
Bシリーズがルシェロで最も基本の歯ブラシです。
虫歯の予防向け歯ブラシ。健康な歯肉の方向け。
PはPerio(歯周病)の略。
Pシリーズは歯周病予防~歯周病の方に向けた歯ブラシです。
磨いたとき血が出る、歯肉に痛みがある方向け。
10、20の数字による違い
数字の「10と20」は歯ブラシの大きさを表しています。
簡単にまとめると、大きさの対象は次のとおり。
- 10=歯ブラシの大きさがふつう=男性向け
- 20=歯ブラシの大きさが小さめ=10代の方/女性向け
また、20の歯ブラシは「ピセラ」という名前が付けられています。
「ピセラ」=小さめと覚えてもらったらOKです。
長さが違う
上記の写真を見ると、長さが違うのがわかりますね。
長さを測ってみました。
- 10=18.5cmくらい
- 20=17.5㎝くらい
差は1㎝ですが、手に取った時の感覚は違います。
10は奥歯が磨きやすく、20は取り回しがよいです。
ヘッドの大きさが違う
ヘッドの大きさも違います。長さを測ってみました。
- 10=2.5㎝くらい
- 20=2.0㎝くらい
長さの差は0.5㎝です。
しかし、20はただ短いだけではありません。
やや幅が広く、4列植毛になっています。
- 10=縦3列植毛
- 20=縦4列植毛
10は奥歯が磨きやすく、20は短い歯でも安定して磨ける特長があります。
MとSの違い
商品名の最後にある「MとS」は毛の固さを表しています。
- M=毛の固さがふつう
- S=毛の固さがやわらかめ
最初は、S=やわらかめ から試してみるのがおすすめです。
結論、選び方の軸は3つ
歯ブラシを選ぶための基礎知識で書いたとおり、選び方の軸は3つです。
①自分の歯が健康なのか、血が出やすい状態なのか
②男性なのか、女性なのか、10代なのか
③歯ブラシの毛は固めがよいか、やわらかめがよいか
以上のように整理してみると、選び方はとても簡単ですよね。
ルシェロ/ピセラ歯ブラシを1つずつ解説
ここからは、歯ブラシを種類別に解説していきます。
自分にはどの歯ブラシがあっているのか、1つずつ見ていきましょう。
ルシェロB-10(M/S)
ルシェロB-10は「B=Basic」、「10=大きさがふつう」なので、
ルシェロB-10 は、健康な歯の男性向けの歯ブラシです。
先端の毛が高くなっているのが特長です。
奥歯が磨きやすく、歯の間にも毛が入り込みやすい。
固さがあり、しっかりと磨くことができる歯ブラシです。
より固めがよい方は、こちらの「M=毛の固さふつう」を選んでください。
少しやわらかい方がよい方は、「S=毛の固さやわらかめ」がおすすめ。
私が使っているのはこの歯ブラシです。
ルシェロピセラB-20(M/S)
ルシェロB-20は「B=Basic」、「20=大きさが小さめ」なので、
ルシェロピセラB-20 は、健康な歯の10代/女性向けの歯ブラシです。
女性・10代の方の口のサイズに合わせたコンパクトヘッドが特長です。
幅の広い4列植毛が小さな歯にフィット。
こちらも固さがあり、しっかりと磨くことができる歯ブラシです。
より固めがよい方は、こちらの「M=毛の固さふつう」を選んでください。
少しやわらかい方がよい方は、「S=毛の固さやわらかめ」がおすすめ。
ルシェロP-10(M/S)
ルシェロP-10は「P= Perio 」、「10=大きさがふつう」なので、
ルシェロP-10 は、歯肉に痛みや出血がある男性向けの歯ブラシです。
毛足の長さをB-10より長めに設計して、歯間部により入り込みやすくなっています。
B-10よりやわらかく、優しく磨くことができる歯ブラシです。
歯垢をしっかり取りたい方は、こちらの「M=毛の固さふつう」を選んでください。
炎症、痛みの強い方は、「S=毛の固さやわらかめ」がおすすめ。
極細テーパー毛を採用しているので、痛みの強い方も安心です。
ルシェロピセラP-20(M/S)
ルシェロP-20は「P=Perio」、「20=大きさが小さめ」なので、
ルシェロP-20 は、歯肉に痛みや出血がある大人の女性向けの歯ブラシです。
コンパクトヘッド、幅の広い4列植毛はB-20と同じです。
毛足の長さをB-20より長めに設計して、歯間部により入り込みやすくなっています。
B-20よりやわらかく、優しく磨くことができる歯ブラシです。
歯肉に優しく、しっかり磨きたい方は、こちらの「M=毛の固さふつう」を選んでください。
炎症、痛みの強い方は、「S=毛の固さやわらかめ」がおすすめ。
ソフトテーパー毛を採用しているので、痛みの強い方も安心です。
ルシェロ/ピセラを表で比較する
上記で述べてきたルシェロ/ピセラの対応表を作成しました。
歯ブラシを選ぶ際のご参考まで。
男性 | 女性 | 10代 | |
---|---|---|---|
健康な歯肉(毛ふつう) | ルシェロB-10M | ルシェロピセラB-20M | ルシェロピセラB-20M |
健康な歯肉(毛やわらかめ) | ルシェロB-10S | ルシェロピセラB-20S | ルシェロピセラB-20S |
歯肉が痛む、血が出る | ルシェロP-10M | ルシェロピセラP-20M | ー |
歯肉の痛みが強い | ルシェロP-10S | ルシェロピセラP-20S | ー |
ルシェロ/ピセラで自分に合った歯ブラシを見つけよう
ルシェロ/ピセラの歯ブラシの選び方を解説しました。
ルシェロ/ピセラは磨きやすい歯ブラシですが、種類も豊富です。自分に合った歯ブラシをしっかり選ぶことで、その効果が高まります。
悩んだらまずは「やわらかい、優しい」歯ブラシから選んでみてください。
固い歯ブラシが痛かった場合使えませんが、やわらかい歯ブラシなら使うことができます。
使ってみて大丈夫だったら、固めの歯ブラシにシフトしていく。
この方法なら無駄なく自分に合う「ルシェロ/ピセラ」を選ぶことができます。
自分に合う 「ルシェロ/ピセラ」の歯ブラシ を見つけて、歯の健康を守っていきましょう。