クリーンデンタルFとクリーンデンタルLって似てるけど、何が違うの?
という疑問に答えていきます。
色も似ているし、同じ商品だと思って使っている方も結構いると思います。どっちを購入すべきなのか参考にしてもらえれば幸いです。
目次
クリーンデンタルFとクリーンデンタルLを徹底比較
流通ルートの比較
クリーンデンタルFとクリーンデンタルLは、まず流通ルートが違います。
それぞれの商品がどこで購入できるのか確認していきましょう。
クリーンデンタルFの流通ルート
クリーンデンタルFは健康保険組合に卸している商品で、市販されていません。
事業所で加入している健康保険組合をとおして購入したり、配付されたりしています。
つまり、クリーンデンタルFは基本的に職場から特納品として購入するか、配付されるルートが基本になります。
ちなみに、容量は50gのものしかありません。
クリーンデンタルLの流通ルート
クリーンデンタルLは、市販されている商品です。インターネットはもちろん、ドラッグストアなどの店頭で購入することができます。
容量は50g、100g、150gから選べます。
効能を比較
次に、効能を比較していきます。
はじめに結論からいうと、クリーンデンタルFとクリーンデンタルLの効能に違いはありません。
クリーンデンタルF、クリーンデンタルLの効能は、次のとおり同じです。
- 歯槽膿漏(歯周炎)の予防
- 歯肉炎の予防
- 歯石の沈着を防ぐ
- むし歯の発生及び進行の予防
- 口臭の防止
- 歯を白くする
- タバコのヤニ除去
- 口中を浄化する
- 口中を爽快にする
効能が同じなら配合されている薬用成分も同じと思われますが、実は違いがあります。
薬用成分の違いをみていきましょう。
はじめにクリーンデンタルFの薬用成分は、次のとおり。
薬用成分名 | 効能 |
---|---|
塩化ナトリウム | 歯ぐきをひきしめて、歯周病を予防 |
PEG-8(マクロゴール400) | ヤニ等の色素沈着を取り除き、歯を白く |
ゼオライト | 歯石の沈着を防止、口臭を予防 |
フッ化ナトリウム(フッ素) | 歯質を強化し、むし歯を予防 |
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE) | 歯ぐきの血流を促進し、歯周病を予防 |
ε-アミノカプロン酸 | 歯ぐきのはれ、出血を抑え、歯周病を予防 |
β-グリチルレチン酸 | 歯ぐきのはれを抑え、歯周病を予防 |
塩化セチルピリジニウム(CPC) | 口腔内の細菌の増殖を抑え、むし歯・歯肉炎を予防 |
イソプロピルメチルフェノール(IPMP) | 歯垢の形成を抑え、歯肉炎を予防 |
次にクリーンデンタルLの薬用成分は、次のとおり。
薬用成分名 | 効能 |
---|---|
塩化ナトリウム | 歯ぐきをひきしめて、歯周病を予防 |
PEG-8(マクロゴール400) | ヤニ等の色素沈着を取り除き、歯を白く |
ゼオライト | 歯石の沈着を防止、口臭を予防 |
フッ化ナトリウム(フッ素) | 歯質を強化し、むし歯を予防 |
ラウロイルサルコシン塩(LSS) | 歯垢の形成を抑え、歯肉炎を予防 |
ε-アミノカプロン酸 | 歯ぐきのはれ、出血を抑え、歯周病を予防 |
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE) | 歯ぐきの血流を促進し、歯周病を予防 |
β-グリチルレチン酸 | 歯ぐきのはれを抑え、歯周病を予防 |
塩化セチルピリジニウム(CPC) | 口腔内の細菌の増殖を抑え、むし歯・歯肉炎を予防 |
イソプロピルメチルフェノール(IPMP) | 歯垢の形成を抑え、歯肉炎を予防 |
上記の薬用成分を比較をしてみると、クリーンデンタルFに入っていなくて、クリーンデンタルLに入っているものがありました。
「ラウロイルサルコシン塩(LSS) 」という殺菌成分がクリーンデンタルLにのみ配合されています。
この結果からは、クリーンデンタルLの方が殺菌効果が高いと言えます。
フッ化ナトリウム(フッ素) の配合量が異なる
クリーンデンタルF、クリーンデンタルLのどちらにも配合されているフッ化ナトリウム(フッ素)ですが、配合量が違います。
市販品であるクリーンデンタルLの配合量が、約1.5倍多くなっています。(メーカーに確認済)
歯質を強化し、むし歯を予防する効果についても、クリーンデンタルLの方が高いという結果に。
味の比較
基本的な味は似ている
矯味剤に「ハッカ油」、着香剤に「ペパーミントタイプの香料」を使用しているのは共通なので、味は似ています。
塩味と清涼感に違いがある
どちらも塩味・清涼感をしっかり感じますが、クリーンデンタルFの方がより強く感じます。
クリーンデンタルLの方が、少しなめらかな味だと思います。
価格の比較
薬用成分を比較すると市販品のクリーンデンタルLが優れていると言えます。
それでは、価格はどうでしょうか。Amazonの価格で比較してみます。
まずは、クリーンデンタルFから見ていきます。
クリーンデンタルFは、1個(50g)あたり870円でした。
次に、クリーンデンタルLをみてみましょう。
クリーンデンタルL(100g)2個入りで計算した場合、50gあたり550円です。
50gあたりの価格差は320円となり、クリーンデンタルLの方が安いという結果でした。
価格においても市販品のクリーンデンタルLの方がお得であると言えます。
【まとめ】おすすめは市販品のクリーンデンタルL
効能だけでなく、価格面においてもクリーンデンタルLの方が優れている結果になりました。
市販品であるため、流通量も多く価格も安くすることができるのだと思います。
職場でクリーンデンタルFが手に入る場合はそのまま使えば良いと思いますし、
塩味が強い方を使いたいという場合はクリーンデンタルFをネットで購入するのも良いと思います。
ただ、そういった場合を除いては、市販品のクリーンデンタルLを購入する方がお得といえるでしょう。