- バイトがほかの人のようにできなくて悩んでいる
- 自分はこのバイトに向いてないのかなと悩んでいる
- 「おまえ、この仕事向いてない」と言われる
私の大学生の時に思っていたこと。そして言われたことです。当時の私はとても悩み、傷つきました。自分はダメなやつだと思いました。
こんな風にバイトがうまくいかずに悩んでいる人もいると思います。
でも、大丈夫です。
こんな私でも社会人になってから10年以上休むことなく仕事を続けられているし、「接客向いてない」と言われた私でも営業先のお客さんと関係を築いていくことができました。
私の経験談から、バイトがうまくできなくて悩んだりしても、大丈夫だとお伝えしたいと思います。
目次
バイトがうまくできなくても、向いてないと言われても、社会人としてやっていける理由3つ
①バイトの環境が悪すぎる場合がある
②人からの評価は環境によって変わる
③人は成長する
1つ目の理由 バイトの環境が悪すぎる場合がある
そもそもバイトの環境が悪すぎたら、そこでやっていく方が難しいです。
すぐに辞めて別のバイトを探しましょう。
私は大学生になって、1か月もしない頃、焼き鳥屋でバイトを始めました。
そこでは荒っぽい人が多くて、「男ならたばこ吸ってみろよ」とたばこを加えさせられました。
飲みに連れていかれた時は、店長が知り合いのお姉さんを呼んで、肩を抱いて酒を飲んでました。
今の私だったらその状況を楽しめたかもしれません。
でも田舎出身の私は、当時、とても怖くなって、自分がダークサイドに落ちてしまう気がしたのです。
それからはバイトに行くのも嫌になり、バイト先の人たちと関わるのが怖くなって、1か月もしないうちに「バイト辞めます」と電話をしました。
電話口で「今やめたら、これからも逃げ続ける人生になるぞ。」と引き止められましたが、「いいです。」とだけ言ってやめさせてもらいました。
給料日前だったので、1か月間はただ働きになってしまいましたが、それでも嫌だったのです。
当時のこどもだった私には環境が悪すぎました。
環境が悪いなかで、バイトがうまくできないの当然だと思います。
自分の力をうまく発揮することは難しかったです。
バイトをやめたくらいで逃げ癖なんてつきませんので、環境が悪いバイトはすぐにやめていいと学びました。
2つ目の理由 人からの評価は環境によって変わる
焼き鳥屋をやめてから1年ほどしたとき、バイトに再挑戦してみようと思い、近くの居酒屋で始めることにしました。
店長と、あとはバイトで回しているような職場でした。
そこで接客はもちろん、キッチンにも挑戦したのですが、どちらも全然うまくできずに、失敗ばかりしてました。
失敗① 大皿のパスタを提供前にこぼす➡店長作り直し
失敗② チャーハン肉抜きで頼まれたのに、伝え忘れる➡店長作り直し
失敗③ 飲み放題のお客に、単品用の高級ジュースを提供
もう、やらかしすぎでした。笑
バイトを半年ほど続けましたが、だるくなったのでやめることに決めました。
給料を手渡しでもらった日に、「もうバイト辞めます。」と伝えると、
頭を叩かれて「おまえ、接客向いてないから2度とするなよ。お店に迷惑がかかるからな。」と怒鳴られました。
その時は「オレ、やっぱり接客向いてないんだ・・・自分なんてだめなやつなんだ」と落ち込みました。
でも、その中でひとつ疑問が浮かんでいました。大学では「人当たりが良い」とよく言われていたからです。いったい、どういうことなのだか、わからなくなりました。
いまになって思えば、環境が違えば周りからの評価も変わるんだなあということです。
環境の雰囲気もあるでしょうし、周囲の人のレベルによっても評価は変わります。
極端な例でいえば、明るいと評判の人は、環境が変われば落ち着きがない人になるかもしれません。暗くておとなしい人は、落ち着いていた人と評価されることだってあるかもしれません。
接客が苦手だと思っていた私が、営業の仕事をはじめ、時にはお客さんからプレゼントをいただいたり、ご飯をごちそうになったり可愛がっていただきました。
自分が生かせる環境を探していくことで、活躍しやすくなります。
3つ目の理由 人は成長する
人は成長します。
いまだったら、大皿のパスタもこぼしません。注文もきちんと覚えます。笑顔で安いドリンクを出します。笑
いまは同じ失敗をしない自信があります。
いまの自分が同じバイトをしたとして、おそらく人並みにこなすことができると思います。
当時はバイトに対して覚悟が足りなかったし、費やす時間も少なかった。仕事を覚えるポイントもつかめていなかった。
でも、社会人になって仕事に真摯に取り組めば、これらを身につけることができます。
社会人になってみて、いま思うこと
私のバイト生活は、失敗ばかりで、怒られてばかりでした。
でも、やってみて良かった。
今でも連絡を取り合う友達もできました。
たとえバイトがうまくできなくても、社会人としてやっていけます。
だから、これを見ている学生さんがいたら、バイトにぜひ挑戦して欲しいと思います。
そして、できれば家庭教師以外をおすすめします。
頭が良い人は家庭教師をやりがちですが、自分より年下に勉強を教える仕事なので、年上と働く経験が得られません。
学生のうちは、他人に怒られたりする経験なんてあまりないものです。
怒られたり、うまくいかなかったり、それも良い経験です。
バイトは家庭教師しかやっていなかった後輩が何人かいるのですが、例外なく働くことに慣れていませんでした。
悩む時間も、友達も近くにたくさんいるうちなら、失敗しても立ち直れます。
社会に出る練習と思って、ぜひバイトに挑戦してみてください。